曼珠沙華 [アート]
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川に逆らひ咲く曼珠沙華
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赤ければせつに地獄へ行きたし今日も
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-寺山修司「田園に死す」-
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曼珠沙華(まんじゅしゃげ)は、
別名、彼岸花とも死人花とも
幽霊花、捨子花とも言う。
鮮やかな赤色の花だけれど、
「死」の匂いがする。
『真っ赤な曼珠沙華が川の流れに逆らい、
川上に向かって、
あたかも地獄へいざなうように
咲きついでいる』という意味だ。
この短歌に接すると、
精神的肉体的に、
生死のギリギリのところで生きる痛さを、
花そのもの(曼珠沙華)が
詩は地球上のさまざまな言語の違いさえ超えて、
私たちの意識に風穴をあけてくれるものだと思う。
そこに吹く風は
この世とあの世を結ぶ風かもしれない
風穴をあける/谷川俊太郎
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津軽三味線組曲 by 高橋竹山
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